ジャパンカップでゴールドシップの巻き返しはあるのか?

今週行われるジャパンカップはジェンティルドンナとゴールドシップ、次いでエイシンフラッシュという構図になりそうです。
天皇賞(秋)からという王道ローテのジェンティルドンナ、エイシンフラッシュに対し、ゴールドシップは京都大賞典、それも5着からという参戦が少し気になるところで、今回はゴールドシップに注目して、過去のジャパンカップのデータを見てみます。

今回のゴールドシップの不安はローテにもありますが、所謂中山阪神型で東京は合わないという点もあります。
改修後の阪神外回りは少し違いますが、宝塚記念と有馬記念を頂点としたある程度力のいる半端な距離の小回りが得意な馬は確かにいます。
ゴールドシップも有馬記念、宝塚記念と勝っていますし、皐月賞馬でもあります。菊花賞も勝ってはいるのですが、まずはこういった中山阪神型を見るという意味で同年宝塚記念馬のJCでの成績をまとめてみます。

同年宝塚記念馬のジャパンカップ
馬名 宝塚記念 ジャパンカップ
13 ゴールドシップ 2人気1着
12 オルフェーヴル 1人気1着 1人気2着
11 アーネストリー 2人気1着 不出走
10 ナカヤマフェスタ 8人気1着 2人気14着
09 ドリームジャーニー 2人気1着 不出走
08 エイシンデピュティ 5人気1着 不出走
07 アドマイヤムーン 3人気1着 5人気1着
06 ディープインパクト 1人気1着※ 1人気1着
05 スイープトウショウ 11人気1着 不出走
04 タップダンスシチー 1人気1着 不出走
03 ヒシミラクル 6人気1着 不出走

※06年は京都開催です

06年のディープインパクトは京都開催だった事や、馬の力が抜けていた事も考えれば参考外とした方が良さそうです。

その他ではそもそもJCに出走にしている宝塚記念馬が少なく参考にしにくいのですが、ステイゴールド産駒の2頭、オルフェーヴルとナカヤマフェスタが負けているのは少し気になりますね。
昨年のオルフェーヴルは2着ですが、当時の状況を考えれば、負けた、という評価でいいでしょう。

アドマイヤムーンの勝ちはありますが、全体的にはやはり中山阪神型というイメージの馬が並んでいて、実際に天皇賞(秋)を回避しているゴールドシップも得意とは言えません。
ただゴールドシップの実績を考えれば、ディープインパクトまでとはいかなくても、オルフェーヴルやアドマイヤムーンのようにJCでも連対できている組の方に入れたい気はしますね。

そこで引っかかるのは京都大賞典5着からというローテ。前述2頭の宝塚記念後はオルフェーヴルが欧州遠征でフォワ賞1着、凱旋門賞2着、アドマイヤムーンは天皇賞(秋)6着でした。

G1以外のステップからJCに挑んだ主な馬をまとめてみましょう。

G1以外のステップからのジャパンカップ
(5番人気または5着以内の日本馬)
馬名 性齢 前走 ジャパンカップ
13 ゴールドシップ 牡4 京都大賞典
1人気5着
11 トレイルブレイザー 牡4 アルゼンチン共和国杯
3人気1着
11人気4着
10 エイシンフラッシュ 牡3 神戸新聞杯
1人気2着
5人気8着
08 スクリーンヒーロー 牡4 アルゼンチン共和国杯
3人気1着
9人気1着
08 マツリダゴッホ 牡5 オールカマー
1人気1着
5人気4着
07 インティライミ 牡5 京都大賞典
2人気1着
3人気10着
03 タップダンスシチー 牡6 京都大賞典
1人気1着
4人気1着
03 アクティブバイオ 牡6 アルゼンチン共和国杯
7人気1着
15人気5着

ジャパンカップは開催時期からも天皇賞(秋)からの馬が圧倒的に強く、あとは菊花賞と海外でほぼ連対馬は埋まってしまう事が多く、G1以外からのステップで人気になる例は非常に少ないですね。
今回の条件に設定した5番人気以内、もしくはJC5着以内だと前走は勝っている馬ばかりで、唯一10年のエイシンフラッシュが神戸新聞杯2着からで同年のダービー馬という事もあり5番人気に支持されていますが、結果は8着に敗れています。

勝っている例は重馬場で圧勝した03年のタップダンスシチーと9番人気で勝った08年のスクリーンヒーローで、この時のタップダンスシチーは前年の有馬記念3着、同年宝塚記念2着となっていてタイプ的には似ているのかもしれません。
ただこの時も京都大賞典は勝っていますし、展開と馬場がハマった勝利でもありました。

総合するとデータとしてはやはり厳しいという事になりますが、それらをひっくり返すだけの実績馬である事も確かです。
京都大賞典の負けは力負けではないですし、この敗戦を無視できればというところですね。

あとはもちろん相手関係になりますが、過去最も実績を残している天皇賞(秋)組で十分なG1実績があるのはジェンティルドンナ、エイシンフラッシュ、トーセンジョーダン。
トーセンジョーダンは天皇賞(秋)11着で、近況を見れば割引が必要でしょうから、実質ジェンティルドンナとエイシンフラッシュだけという事になります。
エイシンフラッシュも過去3回参戦しているJCでは8,8,9着という結果ですし、ゴールドシップは不利なデータが多くてもこの相手なら…と考える事もできそうですね。

ジャパンカップ登録は外国馬3頭含む22頭。ジェンティルドンナ、ゴールドシップなど

11月24日に行われるジャパンカップの登録馬が発表され、外国馬3頭を含む22頭が登録を行いました。
外国馬のレッドカドーは辞退。

ジェンティルドンナ
ゴールドシップ
トーセンジョーダン
エイシンフラッシュ
ヴィルシーナ
ヒットザターゲット
ナカヤマナイト
ムスカテール
デニムアンドルビー
トゥザグローリー
ラキシス
アドマイヤラクティ
アンコイルド
ルルーシュ
スマートギア

ここまでが現時点の上位15頭で、外国馬が3頭入ります。

シメノン
ジョシュアツリー
ドゥーナデン

以下は除外対象です。

ウインバリアシオン
ファイヤー
ホッコーブレーヴ
スピルバーグ

まず外国馬ですがフランスのドゥーナデンはジェンティルドンナが2着したドバイシーマクラシックで4着。コロネーションCでセントニコラスアビーの2着、サンクルー大賞でノヴェリストの2着もしています。7歳馬ですが11年の香港ヴァーズ1着の実績もありますね。
父Nicobarは日本では馴染みがなく、Indian Ridge、Ahonooraと遡っても日本では完全にマイナー血統です。日本の馬場が合うかどうかはちょっと微妙ですね。

イギリスのジョシュアツリーもコロネーションCには出走していてドゥーナデンに次ぐ3着。凱旋門賞は13着だった6歳馬です。
アイルランドのシメノンは4000mのイギリスG1ゴールドカップで2着。障害でも2勝しているようでステイヤーですかね。

日本勢はやはりジェンティルドンナとゴールドシップ。そこにエイシンフラッシュが続く形ですね。
ウインバリアシオンも除外対象ですが、出られれば昨年の宝塚記念以来の復帰となり、どこまでやれるかは気になりますね。

エピファネイアはJC回避が決定。有馬記念は様子を見て

菊花賞を勝ったエピファネイアはJCは回避する事が決定。有馬記念を使うかどうかは様子を見てという事になったようです。

オルフェーヴルとキズナは有馬記念のようですし、フェノーメノも既に回避が決定。
外国馬もノヴェリストの引退で有名どころの出走はなさそうです。
これでゴールドシップとジェンティルドンナの2強にエイシンフラッシュという形になりそうですね。

ジャパンカップとしては少し物足りないメンバーになりそうで、エピファネイアの回避は残念ですが、こればかりは仕方ないですね。
有馬記念には出てきてくれるといいのですが。

 10月20日の菊花賞でG1初制覇を決めたエピファネイア(牡3歳、栗東・角居勝彦)がレース後の疲労などを考慮して、ジャパンC(11月24日・東京)参戦を見送ることが決まった。1日、角居勝彦調教師が明かした。来週にも滋賀県のノーザンファームしがらきに放牧へ出される予定。

 「有馬記念(12月22日・中山)を使うかどうかは、その後に考えます」と、年末のグランプリに参戦するかどうかは体調を見極めたうえで決定される。
http://www.daily.co.jp/newsflash/horse/2013/11/01/0006464310.shtml

ジェンティルドンナは岩田騎手からムーア騎手への乗り替わりでJCへ

天皇賞(秋)2着のジェンティルドンナはJCではムーア騎手とのコンビが決定。

3歳春から岩田騎手とのコンビで戦ってきましたが、今年の3戦では勝ち星がなく、天皇賞(秋)でもかかってしまった事もあって結果的には判断ミスとも言える位置取りになってしまいました。
岩田騎手にとっては残念な乗り替わりになりますが、勝負の世界ですから結果が出なければこうなってしまいますね。

ムーア騎手は2010、12年にもこの時期に日本に乗りに来ていますが、成績的には抜群。
スノーフェアリーでの二度のエリザベス女王杯制覇は非常に印象深いです。
このムーア騎手を確保できたからこその乗り替わりと言える部分もありそうですね。

レースへの影響という意味では、このところかかり癖が出てきた事もありますが前々で強気な競馬をしていた岩田騎手から、追えるムーア騎手への乗り替わりという事ですから、JCでのジェンティルドンナはもう少し抑えていきたいという意図がありそうです。

1番人気に推された先週の天皇賞・秋で2着に敗れたジェンティルドンナ(牝4歳、栗東・石坂正)が、連覇のかかる次戦のジャパンC(11月24日・東京)にライアン・ムーア騎手(30)=イギリス=との新コンビで挑むことが決定した。

 30日朝に栗東トレーニングセンターで石坂正調教師が「オーナーサイドと協議して決まりました。レースまでに乗ってもらうかどうかは、まだ先のことなので分かりません」と明かしたもの。
http://www.daily.co.jp/newsflash/horse/2013/10/30/0006458479.shtml

ゴールドシップは京都大賞典→ジャパンカップの予定

宝塚記念を勝ったゴールドシップは京都大賞典で始動、天皇賞(秋)は使わずにジャパンカップ、有馬記念というローテーションになりそうです。
天皇賞(秋)でも十分に勝負できそうな馬ですが、やはり合うのは2400以上、疲労を考えればまぁ納得のローテーションですね。

京都大賞典は10月6日(日)、まだもう少し時間はありますがゴールドシップが秋にどんな競馬を見せてくれるのか非常に楽しみです。

宝塚記念を制したゴールドシップ(牡4=須貝)はこの秋、京都大賞典から始動する。「今は北海道の吉澤ステーブルで順調に乗っている。9月頭ぐらいにトレセンに帰ってくる予定」と須貝師。京都大賞典の後は天皇賞・秋を使わず、JCから有馬記念に向かう予定。
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2013/08/06/kiji/K20130806006366480.html